■東京若枝教会メッセージ ■中川伝道所メッセージ
- 《三つの十字架》2024年3月17日 聖日礼拝 飯塚俊雄牧師
- 《主イエスの十字架》2024年3月10日 聖日礼拝 飯塚弘道牧師
- 《神の力に守られて生きる》2024年3月3日 聖日礼拝 飯塚俊雄牧師
- 《平和をつくる戦いと神の祝福》2024年2月25日 聖日礼拝 平島望宣教師
- 《タラントは主の栄光のために》2024年2月18日 聖日礼拝 富居博典伝道師補
- 《福音が進み行くために》2024年2月11日 聖日礼拝 飯塚弘道牧師
- 《主イエスにはお出来になる》2024年2月4日 聖日礼拝 飯塚俊雄牧師
- 《礎なる主に失望はない》2024年1月28日 聖日礼拝 富居博典伝道師補
- 《終わりの日の預言》2024年1月21日 聖日礼拝 飯塚俊雄牧師
- 《年頭にふさわしい神の約束》2024年1月14日 聖日礼拝 飯塚俊雄牧師
- 《成熟を目指して進もう》2024年1月7日 聖日礼拝 飯塚俊雄牧師
- これ以前のメッセージ
《三つの十字架》2024年3月17日 聖日礼拝 飯塚俊雄牧師
「三つの十字架」 ガラテヤ2章19〜21節
「カルバリの十字架 わがためなり」と歌うたう私たち。そのキリストの十字架が三本あろうはずはない。唯一本、永遠に完全な唯一回限りのキリストの十字架である。
しかし、この十字架と私たちとの関係に三つの段階があるのをご存じだろうか。
第一は、わたしの身代りとしての十字架
第二は、私も共にそこにつけられた十字架
第三に、私の負うべき十字架、である。
実に、十字架こそ私たちのすべてである。
一、自分の身代りとしての十字架が基本である。自分の罪の身代りと信じる信仰こそ、キリスト者生涯の揺がぬ土台である。そのためには、誠実かつ深刻な認罪が不可欠である。
一、さらに、自我性の磔殺の恵みである。赦され、義とされ、誕生した魂の中にさえ、キリストを知る以前の古き性質が残っている。内心の葛藤、苦悶の経験は正常なキリスト者の誰もが経験するプロセスである。
一、主は言われる。「だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、日々自分の十字架を負うて、わたしに従って来なさい」（ルカ九・23）。十字架は成功の道であるとは言わない。しかし栄光への道である。
バックストン先生は常に言われたという。「兄弟よ、十字架をむさぼりなさい」と。
《主イエスの十字架》2024年3月10日 聖日礼拝 飯塚弘道牧師
「主イエスの十字架」 マルコ15章33〜41節
十字架はもともと残酷な死刑の方法であり呪いを意味した。主イエスにとっても十字架はさばきの極限に達した場であった。主がゲッセマネで、できることなら避けて欲しいと祈られたのも至当である。ここに三通りの人たちが十字架の主を見守っている。あなたはそのどの部類の人であろうか。
一、十字架のそばに立っていた人たち
彼らは、主が「どうしてわたしをお見捨てに」と悲痛な叫びをあげられても、主がみ父との永遠の交わりが切れて、私たちのために地獄にまで行ってくださっても、他人事としてみています。
一、ローマの百人隊長です。彼は職務上、主イエスを十字架につけました。彼は「すべては成し遂げられた」と主が勝利宣言をされるのを聞きました。彼は偏見なく主の最期を見て、「この方は、本当に神の子であった」と告白しました。
一、弟子たちが逃げ去ったあとも、主イエスを遠くから見守る婦人たち。自分たちを危険にさらしてもです。やがて主は復活、昇天されますが、約束の聖霊降臨を信じて、待ち望み、弟子たちと共に祈ったのはこの人たちです。
《神の力に守られて生きる》2024年3月3日 聖日礼拝 飯塚俊雄牧師
「神の力に守られて生きる」 �汽撻謄�1章1〜9節
私たちの人生は苦難とは切り離せない。すでにエルサレムはローマ軍によって恢(かい)滅させられ、散らされたキリスト者は火の子が飛び散るように全地に福音を宣べ伝えていた。 この心構えこそ生きた信仰である。「苦しみはだれにでもやって来る。そして、ある人を苦くし、ある人を甘くする。私は自分の霊性を甘美なものとするために、それを用いる」。インド宣教のスタンレー・ジョンズは言う。
ペテロはネロの迫害下にある聖徒たちにこの手紙を書いている。あなた方は守られている。しばし耐えなさいと。私たちの
一、苦難には見通しがある（３、４）
一、苦難の中でこそ神の力がわかる（５）
一、苦難を通ってこそ円熟する（６、７）
苦難の意味と目的が分っているなら、どんな苦しみにも耐えられる。事実、彼らは耐え抜き、見事に勝利した。それは主に対する誠実さの証しであった。主を自分のすべてとするために、自分のすべてを主に明け渡す信仰こそ、主が求めておられるものである。栄えに満ちた喜びの片鱗は、日々の生活でも味わえる。この恵みにしっかり立とう（五・12）
《平和をつくる戦いと神の祝福》2024年2月25日 聖日礼拝 平島望宣教師
「平和をつくる戦いと神の祝福」 創世記14章17〜20節
わたしたちは「アブラハム」という名前でこの人のことをよく知っている。しかし今日の聖書の箇所にはまだ彼の以前の名前であるアブラムと書かれている。
アブラム(アブラハム)は、戦いで捕虜になったおいのロトを救出するために戦いに出て行った。それは、平和を造り出すための戦いだった。わたしたちクリスチャンにも、この争いの絶えない人の世で、平和をつくる神の子としての使命がある。
しかしそれは決してたやすい道ではない。十字架を負わねばならない道だ。しかし、主イエスがわたしたちのために十字架についてくださったその愛に倣って、平和をつくる道を進んでいこう。神は「平和をつくる」ために戦ったアブラムを、メルキゼデクを通して祝福された。同じように、平和をつくるために献身したわたしたちに、神は必ず勝利と祝福を与えてくださる。主を信じ、期待しよう。
「日韓親善宣教協力会」の「謝罪と和解の宣教の働き」、吉田耕三宣教師夫妻とわたしたち夫婦の働きも、小さくはあってもこの「平和をつくる」働きの一つである。若枝教会の皆様もこの働きを日本で支えて下さっている。韓国の現場で働く者達と、日本で祈り支えて下さる皆様と、これからも共にこの働きを担い、神の子として平和をつくっていこう。
《タラントは主の栄光のために》2024年2月18日 聖日礼拝 富居博典伝道師補
「タラントは主の栄光のために」 マタイ25章14〜30節
過越しの祭りを二日後に控えイエス様はオリーブ山から再臨に備えて忠実に生きるよう教えられる。しかしその日がいつかはわからない。だからこそ再臨の時を意識して目を覚ましていなければなりません。このたとえに出て来る主人はイエス様ですが、僕である私たちを呼んでタラントを預け旅に出られた。
一、委託・・・誰もが主から一人ひとりにあわせて異なる能力とも言うべきタラントを預かっている。それが例え少なく思えても決して足りないことはない。他人と比較せず預けて下さった神様に目を向けることです。
一、活用・・・二人の僕はすぐに預かったもので商売を始めた。それぞれ儲けた金額は二倍以上違っていたが、「良い忠実なしもべだ」と全く同じお褒めの言葉を頂いた。しかし一人はそれを地に隠してしまったために怠け者と叱責された。主を知ることに於いて怠けていたのです。命までも捨ててくださった主は決して厳しいだけのお方ではありません。
一、清算・・・やがて賜物を神様のためにどれだけ用いたか清算の時が必ず来る。準備は出来ていますか。神様の栄光を現すために主の教会を建て上げるために預かっているのです。
《福音が進み行くために》2024年2月11日 聖日礼拝 飯塚弘道牧師
「福音が進み行くために」 マルコ14章1〜9節
主の十字架の日は真近である。主はいまベタニヤのツァラアトに冒されたシモンの家におられ、先日主によって蘇生されたラザロも同席している。
一、むだ。その時、マリヤは非常に高価で純粋なナルドの香油のつぼを持って来て、それを割り、イエスの頭に注ぎかけた。三百デナリ（三百万円）も一気に。ユダは大声をあげ「むだ」だと。他の弟子たちも同調した。
「主は、福音が宣べ伝えられる所では、全世界どこででも彼女のした事は語り継がれる」とご賞賛。主イエスは私たちの条件なしの全き献身に価するお方ではないだろうか。
一、あらかじめ。彼女はこの日、この時のために、心備えしていたのである。自分の全生涯を主に、と当教会から巣立って行った若き魂を思う。家族の反対もあった。でも必要な訓練に身を投じ、「あらかじめ」の道に進んで行った。
一、かおり。遣わされて行く人であれ、留まって教会に仕える人であれ、心の「つぼ」を割った人からは「かおり」が立ちのぼる。福音の進み行くところ、主をすべてとして生きるこの「愛のかおり」の人によって教会も家庭ももえ上がる。
神はいつも私たちをキリストの凱旋に伴い行き、私たちを通してキリストを知る知識のかおりを、至る所で放って下さる。�競灰蝪押�14
《主イエスにはお出来になる》2024年2月4日 聖日礼拝 飯塚俊雄牧師
「主イエスにはお出来になる」 ヘブル2章18節、7章25節、ユダ1章24〜25節、ピリピ3章21節、�競謄皀�1章12節
「主は自ら試みられて苦しみ給ひたれば、試みらるる者を助け得るなり」。ヘブル二・18
臆病だったペテロが明日は公開処刑されるという前夜、手かせ足かせをされてもぐっすり眠っていたその大胆さ、平安。初代教会のキリスト者は口を揃えて言う。「自分たちのせいではありません。主には出来る！」
一、主は試練の中にある人を助けなさる。
トマスは言う。「俺は疑い深く、悲観的な男だ。もし主が助けて下さらなかったら、どうなっていただろう」。どんな試練の中にある人にも主は深くかかわり助ける事ができる。
一、すでに誘惑に陥り敗残者となった人でも終りではない。主はさらに深くみ手をのべ、完全に救うことがお出来になる。（七・25）
パウロは言う。「わしほどキリスト者つぶしに狂った男はいない。許し難い敵であった私でさえ救われた」。ウェスレーは言う。「主を裏切ったユダでさえ、悔い改めたら赦されたのに」と。主によっても立ち上がれない敗北はこの世にない。癒されない魂の傷はない。
一、赦されたあと何度も罪に落ちた人はもうだめですか。主はそのような人にも「つまずかないように守って下さるお方です」。
主は助け、救い、守る。それでも不足ですか。主は勝利の王。再臨の日は近いのです。
《礎なる主に失望はない》2024年1月28日 聖日礼拝 富居博典伝道師補
「礎なる主に失望はない」 イザヤ28章14節〜16節 ローマ10章9節〜13節
イスラエル王国が南北に分裂してから北王国はアッシリアに捕囚され、南王国にも侵略の危機が迫っていた。人々の心が神様から離れ偶像に向かい、他国の軍事力に頼ろうとしていたからである。この状況に預言者イザヤは南王国に対して神の裁きと共に礎石なる主に信頼するならば救われると預言した。パウロもローマ書でこの箇所を引用し頼るべき主に失望はないと言うのです。
一、土台なる石・・・建物で大切なのは土台であるように、人生においても主を礎とするならば決して揺るがされないのです。
一、変わることのない石・・・「堅く据えられた礎の尊い石」は動くことはないのです。
たとえ天地が消え去っても神様の約束は変わらない(マルコ13:31)、だからこそ信頼できるのです。
一、試みを経た石・・・主は私たちの背きの罪のために十字架で何もかも失い死なれ、三日目に復活されました。このお方の過去を知れば、確かに信頼できると言えます。乳飲み子が乳を慕うように主に信頼し、口で告白すれば誰でも救われるのです。たとえ挫折や悲しみが襲っても土台なるみ言葉に根差す信仰生涯は希望に満ちているのです。
《終わりの日の預言》2024年1月21日 聖日礼拝 飯塚俊雄牧師
「終わりの日の預言」 マルコ13章1〜13、21〜27節
夕日をうけて輝く世界七不思議の一つ、エルサレム神殿とその巨岩。感嘆の声を上げる弟子たちに、主は「やがて完全に崩されます」と断言される。人間の考えたもの、人間のたよりとするものはどんなに立派に見えたところで崩される。科学の力も政治力も。
エルサレムの神殿はローマ軍により70年に主のことば通り、完全に破壊される。この事実を主は重ねてご自身の再臨を予告される。
その予告として起るべき事を五点示される。
一、多くのにせ預言者が起る。（6、22節）
一、さまざまな苦しみの到来、地震、飢饉も。
一、苦難と迫害の中でも、福音は全地に伝えられる。そして、終りの日が到来すると。
一、この世の終末は、主ご自身の再臨による。
「人々は人の子（主イエス）が雲のうちに、偉大な力と栄光とともに来るのを見ます」。
一、しかし、この再臨の時は、私たちの目から隠されている」と。（32、33節）
だから私たちは心の目をさまし、主から委任された務めを励みながら、主の到来をお待ちすべきです。
到来する列車を待つ二種類の人がいる。一人は駅長。静かに確信して待つ、それが彼の義務。もう一人は、そわそわ歩き廻り、時計を見て、いつ来るのだろうと案じる人。
《年頭にふさわしい神の約束》2024年1月14日 聖日礼拝 飯塚俊雄牧師
「年頭にふさわしい神の約束」 出エジプト13章17〜22節
「昼はこの雲の柱、夜はこの火の柱が民の前から離れなかった。」
今日、私たちはいまだかつてないほど、世界が亀裂し、先行きが全く見えない不安の中に生きている。一方、人の心は孤独と空しさの中をさまよっている。しかし、主に在って生きる私たちには揺るがぬ慰めと確信がある。
一、この慰めは私たち神の「民」に与えられている。歴史を辿れば、エジプトでの奴隷生活から解放され、カナンの地を目ざす二百万のイスラエルである。この荒野の旅路にはどうしても「慰め」が必要である。神の選民にだけ与えられる雲の柱、火の柱であって神のご臨在である。新約のイスラエルである私たちにはアブラハムの信仰の足跡が完全にあてはまる（ローマ4・12、ガラテヤ6・16）。
一、この折にかなった「慰め」とは何か。
「民の前から離れなかった」と言う慰め溢れる神の臨在の保証である。「神は雲の柱によって昼も夜も彼らの前を進まれる」。主イエスこそこの年も私たちの前を進み行かれる。そして私たちは主の御手の中にある。「心安かれ、われ汝と共にあり」。
一、この「慰め」はいつまで続くか。「見よ。わたしは、世の終りまで、いつもあなたがたと共にある」（マタイ28・20）
《成熟を目指して進もう》2024年1月7日 聖日礼拝 飯塚俊雄牧師
「成熟を目指して進もう」 ヘブル12章1〜2節
今年の目標は「成熟を目指して進もう」です。「弱い者なのに強くされ、戦いの勇士となりました」（11・34）。「神には出来る」（７・25）とあります。「私たちの前に置かれている競走を忍耐をもって走り続けようではありませんか」(1)。
これまでの学びの結論はこれです。巨大な競技場に入ると雲のように群がる証人たちが私たちに大声援を送っています。彼らは走り抜いて栄冠を頂いた人たちです。エノク、アブラハムがいればモーセ、ダビデもいる。こうやれば私たちのようになれる。しかも、キミたちはオレたちとは違って、イエス様をじかに知ってるではないか。だからやれると。
一、栄光へのレースにスタートを切るためにはラインに並ばねばならない。そのためにこそあなたは選ばれた。
一、信仰の友人が必要です。伝記を読みなさい。友と祈りなさい。
一、身軽になりなさい。二つの障害を取り除きなさい。一切の重荷とからみつく罪です。
不信仰には高ぶりがあり、まだ明け渡していない自我性がある。私たちは必ず二つの痛みを選ばねばなりません。それは二心のままで行くか、汚れた自我を十字架につけるかの痛みです。み心のままにと申し上げた事がありますか。聖化が自分のものとなります。
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